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間に合わなかった

こんにちは。

新緑の季節ですね。花粉症も終わりそうな予感です(まだくしゃみは出ますが)。

写真は桜で有名な某公園です。桜の花の季節が終わり新緑が主役となり、爽やかでいい感じです。人も少ないですし。

今日は日常の中で感じたことをお話ししてみます。

 

毎日なにかしら「間に合わなかった」って思うことがありますよね。時間を巻き戻すことができない以上、そしていのちが有限である以上、「間に合わなかった」という事態が発生するのは当然のことです。問題は「間に合わなかった」にはネガティブな感情を伴っていることです。こころに大小さまざまなダメージを負うわけです。

特に、人生の最終段階になってくると、この「間に合わなかった」は重大事態であることが多くなります。その分ダメージも大きくなってしまいます。われわれ職業柄、日々この「間に合わなかった」にさいなまれていたりします。

 

そんな中で、どのように自分の仕事を、役割を、人生をこなしていけばよいでしょうか。一時的に悲嘆にくれ、動けなくなるのは当事者であれば当然のことです。しかしながら時間は進んでいきます。なんとか立て直さなければなりません。容易なことではありませんが。

そういうときに僕がいつもやっているのは、『間に合ったこと』を見つけることです。

「間に合わなかった」と感じたとき、一歩引いて振り返ってみるのです。そして何でもいいので『間に合ったこと』を探してみます。そうすると必ずなにかしらの『間に合ったこと』が見つかるはずです。恣意的で構いません。自分がそう思えればよいのです。

 

「退院して残りの時間を家で過ごそう計画したのに、間に合わず退院できなかった」ということが時々あります。この「間に合わなかった」はとてもとても重いことです。悲しいことです。それでもなにかしらの『間に合ったこと』は見つかるはずです。

「退院して家に帰ろう」と伝えることはできたとか、「家に帰ったらあれをしよう」と考えることはできたとか、訪問診療を受ける段取りはつけられたとか、こじつけでも何でもいい、「間に合った」という感情を持てればよいのです。

それで少しでもこころのダメージが軽くなればよいのだと思います。簡単じゃないですけどね。