こんにちは。
GW真っ只中です。いよいよ暑くなるようですね。
今日は医師のコスチュームについての雑感です。
皆さんは医師をイメージするときどんな姿を思い浮かべるでしょうか。実際に診療を受けている医師の姿か、テレビやオンラインで見た架空の医師(山ピーとか)の姿だったりすることが多いでしょう。テレビの世界と現実世界のギャップに愕然としたりしますよね。
ちなみに写真はAIさんに作ってもらったものです。AIの進歩には驚かされますね。
最近は『スクラブ』と呼ばれるものを着用する医師(写真の向かって右側のような)が増えています。昔からスクラブは『オペ着』あるいは『当直着』などに使われていました。ですから僕は研修医のころからだいたいスクラブを着て働いていました(病院に寝泊まりしてましたし)。病院には大量にスクラブがストックされているので、毎日着替えてそれで働く(過ごす)わけです。
たまに白衣を着ることもありましたが、いわゆる『ケーシー』と呼ばれるタイプを愛用していたので、今日に至るまで写真の向かって左の人のようにワイシャツ着てネクタイ締めてその上に白衣を着て診療する、という経験は一度もないかもしれません。
訪問診療医になりたての頃、どんな格好で患者さんのお宅に伺うべきかちょっと悩みました。
尊敬する先達は白衣を着ることを推奨していました。その医師は「白衣には呪力がある」と言いました。訪問した医師が折り目正しく白衣を着ているからこそ患者さん・家族さんの信頼を得ることができる、いのちをゆだねてもらえる、というわけです。非日常を演出するわけです。なるほど、一理あるなと思いました。
しかし一方で、「患者さんの生活の場に行くのだから普段着で行くべきだ」と言う医師もいました。在宅医療は診療だけでなく生活の支援も行うのだから普段着の方がリラックスできる、こころを開いてもらえる、というわけです。日常を演出するわけです。なるほど、これも一理あります。
そんなわけで最初の10年ほどは白衣を着たり(といってもケーシー型なのでワイシャツ・ネクタイはありません)、普段着(夏はポロシャツ、冬はBDシャツにセーター)で訪問したりしてました。
白衣と普段着のどちらがよいのか、ということに対する10年を経ての結論としては、どっちでもよい、ただし清潔感はあった方がよい、というところです。
そんな日々を送っていたところにあの『コロナ禍』がやってきました。
患者さん宅に訪問するときはガウンを着用したり、徹底的にアルコール噴霧したりしてました。さすがに普段着で訪問することはできず、そのころから『スクラブ』を愛用するようになりました。
スクラブ自体には慣れ親しんでいましたので、自分としては何の抵抗もありません。最近はスクラブもおしゃれになってますし、カラフルになっています。患者さん・家族さんからの評判は、特にこれと言ったものはなさそうです。
そんなわけで、大事なのは中身なんだよ、というもともこもない話でした。
GW中に失礼しました。
