明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年は怠けずにブログを更新していこうと思っています。
新年らしいネタをひとつ。
おかげさまで穏やかな年明けです。
大みそかにしっかり働いたおかげで、元旦は静かに過ごせてます。
今年は年末年始ががっつりウイークデイにはまっているので長期間の休みが取りやすいですね。当院も体制的にはまるまる一週間の休診になっています。もちろんオンコール対応は続いていますが。
医療はインフラなのか、という疑問があります。
この場合のインフラというのは、電気、ガス、水道、警察機構、消防機構など24時間365日切れ目なく提供されるシステムのことです。ライフラインに近いものです。
病気には昼も夜も土曜も日曜も年末年始も関係ないのですから、それに対処する医療システムも切れ目なく提供されるべき、という部分があるのは間違いありません。ただ、すべての医療行為が切れ目なく提供される必要もありません。予定を立てて行う診療や十分な準備を経て行う手術などの処置は昼夜問わず行われるものではありません。
要するに、医療の中にはインフラである部分とそうではない部分があるわけです。そしてインフラとして機能するべきなのは、究極的には救急医療(+そこから患者さんが安定するまでの間の医療)ということになると思います。
では、訪問診療はどうでしょうか?
在宅療養支援診療所は担当している患者さんに対し24時間連絡が取れ、往診が可能な体制を持つことが必要とされています。これはインフラとして機能する部分が必要という意味ととらえてよいでしょう。
対象を担当患者さんに限ってはいますが、患者さんの体調悪化などに対し24時間体制で対応するわけです。ある意味では救急医療です。
そしてそれは当院のような零細クリニックでも同じです。当院は医師は僕一人ですから、僕が24時間365日の対応を行うことになります。(もちろん不測の事態にサポートしてもらう連携医療機関や訪問看護ステーションさんはありますが。)
そんなわけで、今年はこのインフラとしての機能を強化していこうと思っています。ある部分はアウトソーシングも考えています。
訪問診療・在宅緩和ケアの質を高めること、より多くの方に提供することを目標にして努力していきます。変なこだわりに固執することなく、できるだけ客観視しながら発展させていこうと思います。
年頭の所感でした。